情報収集と試行錯誤の結果、そもそもやろうとしていたことに辿り着けるのは10年後
私はゲームで遊ぶのが好きだ。ゲームで勝つことにはあまり興味がない。子供の頃、友達に負けるのは悔しかったし、勝ち続けて戦意を失われるのも嫌だった。自分のレベルに合わせて遊ぶことができ、好きなだけ、気まぐれに、手加減する必要なく、ときには全力で集中する必要があり、だらだら遊んだり、わざと失敗してみたり、自分と身の丈をピタリと合わせて遊んでくれるゲームが好きだ。
それほど好きな事だと、情報収集はしてもそれをまとめようとは考えない。まとめる作業に時間を費やすよりもゲームで遊ぶことのほうが楽しい。わずかな時間でも遊べる時には遊び、無意識にゲームを起動していた。起動するだけして何もしないで終わることもよくあることだ。
始まった時をよく覚えていない事は、比較的得意な事だと思う。始まった時をよく覚えているのは苦手な事だ。「20時から21時まで勉強しよう」などと幾度も考え挑戦したけれど、結局全くうまく行かなかった。今なら他の方法をさっさと考えているように思うが、当時の自分は数少ない選択肢にとらわれていて、どうにか頑張るしかないと、何度も何度も同じ失敗を繰り返していた。
愚直な頑張り屋、それだけならまずかったけれど、幸いなことに自分は適当だった。頭では勉強しようと思っても体は自然とゲームをやっていた。それをいましめて頑張って勉強しようとするほど自分が頑張り屋ではなく、また、意識でムリに体を従わせず、無意識に身を任せていたのは今になって良かったと感じている。その当時はひどく苦悩していたような思い出もある。
いつの頃からか私はプログラミングに興味を持っていたが、ゲームほどに興味はないようだ。新しい情報を知った時に文書にまとめようとしているからそう思う。プログラミングに関して、知った情報を全て記録しようという態度を最近やっと改められるようになってきたのが少しうれしい。
このブログをよく更新していた時は、思考の精度に重点を置いていて、省略のないできるだけ正確な表現で、安易な引用を避けるといったテーマを持っていたと思う。カテゴリー最上段の「日記の規則」は自分の行動を明文化して自分が何をしているのかを知るのに役立った。「私のためのオリジナル用語」などは手垢の付いた一般表現ではなく、自分の感性を通して事象を見つめ直し、名と内容を与えるのが楽しく、面白かった。
他人が見てもおかしな内容に見えるこれらの記事も、その当時の全力を持って、何に気兼ねすることなく、試行錯誤して生み出したものだと私は知っていて、今の私に生み出すことのできないものであり、当時の真剣さに思いをはせて懐かしい気分になる。自分以外が見ても意味不明だから「私のための」という文言で配慮をしたつもりだったが、ブログについてのちょっとネガティブなコメントを以前見かけた時には「どんなに配慮しても何か言われてしまうものだなぁ」と結構悲しかった。
プログラミングは本当に難しい。プログラミングで何ができるのかわからないところから始まり、漠然と何かができるという思いとともに勉強しても、初めは情報の調べ方もわからなかった。「キーワードをググれば必要な情報が出てくる」と今は思うけれど、そもそもどんなキーワードがあるのか、どんな意味なのかが初心者がすぐに把握できない。あとやりたいことをやるまでに直線のイメージで辿り着けることがまず無く、迷路を進むように回り道しなくてはいけなくなる。ちなみに迷路は結局全部行き止まり、その迷路が解決するのは3年後とか。そういう迷路を100個ぐらい同時に遊ぶ感じかな。とにかく調べる、調べ続ける。そうしなければ意味がわからず、調べても意味がわからない。だから言葉を変えたり、他のことを知ったあとでわかったりすることもある。初心者ガイドを読んでも途中で飽きる。
無意識に身を任せすぎて妙に面白い情報は手に入ったけれど、あまりに無意識に任せすぎて、地道に初心者ガイドを読み進めて行くのが苦手かもしれない。なんでだろう。いろいろ自分で試した後に初心者ガイドを見て「そうそう」とか「あーここにあったんだ」とかいう驚きを実は楽しんでいる。自分でもよくわからない。それだけじゃないかな。プログラミングは初心者ガイドが1つじゃなくて数十個ある感じで、どこから手を付けたらいいのかわからないって感じかな。わからない。
とぎれとぎれ、スカスカで、その時々の興味本位でふらふらプログラミングの勉強してきたけれど、最近やっとパソコン操作の自動化という本来の小さなはずの欲求が少し満たせるようになってきた。また面白くなりそう。プログラミング言語のCとかC++は無機質すぎて、C#は人が多そうで敬遠して、VBは静かそうで気に入って、VisualBasic2005と2008の情報の違いに悩んだり、2010を使ったり、かっこいい2013を使ってみたり、できるだけVBに集中して勉強しようとした。カテゴリーにプログラミング言語が増えないよう注意して、他の言語のサンプルはVBで実現できないか考えたりもしてみた。そのおかげで、仕事でExcel使う時もマクロのVBAを読む苦労が無くて済んだ。それに最近Windows標準機能のPowershellの魅力に気づいて、しかもこれからVBの機能を呼び出したり、あれこれできるのを知って、回り道の楽しさをまた感じてしまった。
「アプリケーションを起動して、ココとココをクリック、ここにテキストを入力して、このボタンを押す。その結果を利用してExcelの表を作りたい」
などの素朴な欲求を、言葉通り実行することができるようになりたいなー。